久しぶりに父に会いに。
この前会ったのは確か半年程前か。 もともと父は20年ぐらい前に大腸癌をやっている。
その当時の手術がうまくいき、この20年は元気に過ごしていたものの、度々、内視鏡でポリープの手術は受けては退院の生活だった。まぁいつも良性だったのであまり心配はしていなかった。
先日の事。
久しぶりにちょっと用事がありLineで連絡をとった時の事だ。
父「来週から入院だから早くても4月の下旬になる。」
ん?と思い久しぶりに電話をしてみた。
どうやら今回はポリープではなく、進行性の癌が見つかったらしい。
流石の父も声に力が無く心配になった。
その事を母に伝えたところ母も心配してたので今日、父のもとへ2人で会いに行った。
そもそも母は父と僕が幼い頃に離婚している。父にも家庭がある。
もしかしたら母もこういう機会がないともう会えないと感じたのかな。
久しぶりに再会を果たした2人はお互いの近況報告や、病気の進行具合について話していた。
父は強がって、「俺は悪運が強いから大丈夫だろ。」と言って無理矢理つくった笑顔で母に言った。 もしかしたら、会うのはこれが最後かもしれない2人を見ていたら切なくなった。
でも僕は2人を会わせて良かったと思う。
まるで家族に戻った瞬間だったから。
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